Regua

Saturday, April 21, 2012


ポートワインは子供の頃想像したワインの味。
甘くてコクがあって、あまりぐびぐびとは飲めない。4年前(にもなるのか)ポルトからレグアというところへ列車に乗って行った。ポートワインの生産地。9月のポルトガルは朝晩はひんやりとして、日中はきらきらと光が美しかった。ワイナリーと宿を兼ねるキンタというところに泊まり、日中はぶどう畑を散歩したりした。女主人にはお土産に虎屋のミニ羊羹を渡した。彼女がそれを食べたかどうかは分からないけど、とても喜んでいた。

レグアはReguaと書く。
ガイドブックにもレグアと書いてあったから、ポルトの駅で「レグアに行きたいんだけど」と言っても通じない。そのうちおじいちゃんたちの人だかりまで出来てしまい、そのうちの一人が「ヘグアじゃねえか?」と言った。レグアはヘグアだった。破裂音で、「ヘ」。
私の滑舌の悪い発声で「レグア」と言ったところで通じないわけだ。でも普通にレグアにたどり着いた。

その時買ったポートはビンテージのタウニーだったと思ったけど、美しい琥珀色をしていて、とても美味しかった。抜栓してから2年くらいかけて大事に飲んだように思う。飲み切るまでに、色々なことがあった。

とても美しいところだったから、今度息子を連れてまた来たいと思った。でもそう思ったことはおそらく息子には話していないと思う。

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