デジカメWatch 『私がOM-Dを使う理由。- My Style, My Olympus -』 のインタビューが掲載されました。
今月号のデジタルカメラマガジンとの連動企画です。誌面も是非ご覧ください。(こちらも近々にお知らせ予定です。)
高校生の頃、伯母に連れられてカルカソンヌのレストランで昼食を摂っていたら、一組のカップルが店に入ってきた。女性が足を踏み入れたとたん、店中に広がる花と彼女の体臭の入り交じった香り。でも全く嫌な感じはせず、おそらく店にいた人間のほとんどが彼女と彼女の匂いに引き込まれたのではないか、と思う。
以来、香水に興味を持ち始め、オーデコロンから始めて色々試してはきたものの、欧州の人に比べて体臭の少ない日本人に溶け合う香水は少ない。湿度の高い時期は特に難しい。香水瓶は素敵だけど、使わないものを集めても仕方がないので買うのはやめた。揮発した香水も何本かあるが、なかなか捨てられない。捨て方もわからない。
そんなこんなで結局ボディクリームやパウダーに落ち着いているものの、気になる香りに出会うとつい欲しくなるのは仕方のないこと。夫に言わせると何もつけなくても何か臭うらしいが、酒臭かカレー臭か。夏になるとカナブンが必ずついてくるのはその「何か」のためか。
子どもの頃、部屋の窓から真っ白な大島桜が見えたので、窓越しの桜を見ると昔の記憶をくすぐられて懐かしいような、でも嫌なことも思い出したりして。
ソメイヨシノなどの多くの桜は花だけ先に咲いてあとから葉が出ますが、大島桜は花と葉が同時。白い花に薄緑色の葉がよく映えて、とても好きな花木です。開花はこれから。
先日行ってきた大阪での1枚です。
少し市街へ出るとまだ五分咲き程度なのに、なぜかこの辺りだけ満開の桜。品種の違いもあるのでしょうが日当たりはさほど変わらないのになぜかしら、と思って木の近くへ進んでいくと足がズボズボ。ものすごく土がやわらかいのです。
そういえば昔聞いたことがありました。「桜は根が浅いから土が固くてはいけない、だから桜の樹の下で花見なんてもってのほかだ」と。
この木は自然な樹形のままにのびのびとしていましたが、固い土と無理な剪定で街路の桜はさぞ息苦しいことだろうなぁと思ったり。
桜には曇天が似合います。花もきれいだけど、なんて美しい枝ぶり。