ものを食うこと

Friday, September 28, 2012


疲れている時ほど自分で作ったものを食べたくなる。
誰かもわからない人間が作ったものを食うことは非常にリスキーだということを本能的に身体は知っているのかもしれない。
本当は母が作ったものを食べるのがいちばんなのだが、夜1時間かけて実家に行って、また帰ってくるというのは一食分のエネルギーとしては不釣り合いだから、しない。
今夜はキャベツとじゃがいもをミルクで煮て、それを軽くグリルで焼いて食べた。
朝、火を通しておいた鶏のそぼろも一緒に入れた。優しい味。母が作るホワイトシチューと似ていた。

母は見た目こそ優しげで穏やか、頭も切れるが、かなりきつい性格だ。
私も年々母に似てきている。今は離れて暮らしているけれど、たまに不意打ちで砲弾が飛んできて、3日くらい立ち直れないほどのダメージを私に与えてくる。苦労を掛けているので甘んじて受けるしかないんだけど、なかなか辛い。

母のことを書きたかったわけではない。

男性より女性のほうが長生きなのは、自分が食べたいものを食べてきたからだという説もあるんだとか。
家事を預っているのは女性が多いから。
私がものを食うときは真剣だ。身体の声に耳を済ませ、常に「今何が食べたいか、今私が食おうとしているものは本当に私の身体が欲しているものか」を問いている。
私は女だから、ホルモンバランスの何やらでそのへんが鈍ることもあるけれど、
毎食毎食真剣にそれをやっていたら、すすっと体重が落ちた。
食べたいものを、食べたい時に食べるのはストレスレスでたぶん非常に身体にいいことなのだ。

やりたいことばかりやっているわけにはいかないので、食いものは我慢しない。
それさえ出来ていれば結構幸せだ。

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